2013年9月20日金曜日

「楽にお金が欲しい」という欲望が生む価値観

産業革命時代、大企業でサラリーマンになる、というのは工場労働者だった。

彼らのサラリーは高くない。
では、他の労働者はどうだったか。

自営業だった。

でも、戦後、高度成長時代、苦労して自営業をするより、サラリーマンでいる方が楽に金を稼ぐことができることがわかる。

「会社」という信用を立てにお金を借りることもできる。
その金で家も買って、生活は豊かになる。

そこから生まれる価値観は「サラリーマンの方が、自営業より楽にお金が稼げる」という価値観だ。

そうなると、欲望は「もっと」となる。

だから「良い大学に行って、一流企業に入る。」ことが子供の人生の目標になった。

ここに「プロフェッショナルであること」の誇りや意識はない。

「正社員」という会社に「忠実」なことだけを求める。

だから、会社が「家族」になってしまう。
また、企業も「家族の仲間」を求める。

従って、スキルなど大した問題はない。
何故なら、家族は助け合うものだから。

そうやって時代を過ごしても、時代はプロフェッショナルを求める。

でも、企業はその判断ができない。

自営業が多い時代は、プロが何処にでも、いろいろな所にいた。

でも、ホワイトカラーのサラリーマンが多くなった現代、彼らには「何が」必要かもわからない。
だって、仕事は「みんなでやる」ものだったから。
だから、日本企業には「職務」という概念すら存在しない。

たぶん、これからも「どうしよう」と言い続けるだけだろう。

動物もそうだけど、餌を与えられる人生を何年も過ごせば、自分で餌と取る能力などとっくに退化している。

「見ない振り」だけは、職人級のレベルに達しているけれど。

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