同じ発表の日経による記事は「ヤマトHD純利益53%増、宅急便大幅増 4~9月 」だ。
同じ発表でも、このタイトルを見る限り事実をどう記事にするのかの報道哲学が比較できるだろう。
大手大新聞社は動画まで使ってヤマトの「通常温度の仕分け」をさも大問題としてスクープした。
しかし、後続ニュースではゆうパックが「保冷もせずに配達していた」事実に対してあいまいに書く。
「ゆうパックなど常温配送 日本郵便、650局で」というタイトルがつくニュースに対して「チルドゆうパックも常温放置 日本郵便、苦情相次ぎ調査」だ。
これ、タイトルを読むとチルドパック「も」常温仕分けをしていたように読める。
しかし、事実はチルド配送すらしていない「詐欺」ともいえるサービスだ。
これを追求するか?
多分しないだろう。
仲間は助け合うのだから。
消費者も株主も馬鹿じゃあない。
ゆうパックに比べればヤマトの仕分け問題など大したことではない。
だから、ヤマトの解約も起きなければ、業績も順調だ。
ただ、純利益がこれだけ増えれば、現場の負担は計り知れない。
だからこそ、仕分けの部分に付け込まれたと思うけど、スクープ自体は、ヤマトの中での改善に繋がったのだから彼らにとっては利益になった。
ヤマトはニュースによるダメージがなく、社内改善の良いチャンスに変えた。
頭を下げても、売り上げは順調だ。
じゃあ、ヤマトの仕分けをスクープして誰が損をしたのか。
ゆうパックだ。
事実を暴露されたんだから。
だから、メディアの仲間は問題を大きくは決して扱わない。
できるだけあいまいにしてお茶を濁す。
だから、消費者は利口になって、メディアに騙されず、駄目なサービスを使わない選択をする必要がある。