川島 蓉子氏が日経ビジネスで連載している「ダサい社長」が日本をつぶす!」のこのタイトルに思わず反論したくなった。
「それは違うでしょう!」と思いながら全部読んだら、タイトルの印象と全く違った。
なんのことはない、「効率化」の意味が私が考えている「効率化」とは全く違うだけだった。
これは、CCC代表取締役社長・増田宗昭氏との対談なのだが、彼の主張は「創造性が重要」ということ。
つまり、「創造性」は「効率性」とは相反するものだという意見だ。
私もそう思う。
でも、私が使う「効率」と彼が語る「効率」では、全く意味が違っている。
かつて、これと似たような体験がある。
内部監査の仕事をしていたとき、監査対象のデータを絞り込んで「テスト対象となる取引伝票」を特定するのにものすごい時間がかかった。
これは、一ヶ月に取引が膨大にあるのに、その中からテスト対象となるべき「特定条件」の取引群を発見するのに時間がかかっていたからだ。
だから、一ヶ月の取引データをサーバから抜き出してエクセルシートに貼り付けた。
そして、別のシートで部署別、部署別の金額別、イレギュラー取引などが自動的に表示されるように計算式を組んでテーマごとに集計やフィルターがかけられるようにテンプレートを作った。
だから、テンプレートに一ヶ月のデータを貼り付けるだけで、簡単に分析ができるようになった。
これで、作業は20分の1程度に削減され、担当者から多いに喜ばれた。
その時、私が彼に言った言葉。
「皆さんの仕事は「データを作る」ことではなく、判断をすることです。だから、判断をするために時間をかけるべきで、その判断をするための情報を「作ること」に業務時間をかけるべきではないのです。」
ITは、作業を簡略化するものであり、仕事を増幅させるものであってはならない。
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