塚越健司氏が、WEDGE Infinityに寄稿した「Twitter犯罪自慢の構造」の視点は、とても興味深いものがある。
最近の若者の「犯罪自慢」についてその社会的心理について意見しているものだ。
彼曰く「日本人は、安心と信頼が区別されていない」そうだ。
それを「集団主義」と呼んでいる。
ただ、彼は社会心理学者の山岸俊男氏の言葉を引用し「環境の変化が人の行動規範に影響を与える」から「環境が変われば日本人の思想も変わる」と主張する。
もちろん、「環境変化だけが人に影響を与えるわけではない」と断ってはいるけれど。
興味深い点は、「環境の変化が人の行動を変える」というのは、別に「若者」だけの「社会現象」ではない。
デジタル化が進み、たしかに「環境」は変わったかもしれないが、日本人としての「精神環境」は全く変わっていない。
「集団主義」の中で「職務」が意識しない大人を見て育った若者は、仕事に対しての「責任感」を持たない。
時間をそこですごすと「お金がもらえる」と思っている。
でも、時間にこだわる働き方を教えたのは大人たちだ。
だから、職場も「プロとして行動の結果に対価が払われる場所」ではなく、単に「時間を過ごしてお金を貰う場所」になっている。
そこで働く者としての責任感の欠如は、社会全体として欠けているのだから環境は変わらない。
だから、人の行動も変わらないだろう。
別に若者だけが特別じゃあない。
0 件のコメント:
コメントを投稿