2013年11月13日水曜日

セクハラ10年放置、「再発防止に努める」と言うけれど

時事通信の「セクハラ10年続ける=40代事務職員を減給―福島県警」の記事には驚いた。

これ、本当の話なんだろうか。

だって、「セクハラ10年」とあるからには被害者が訴えた記録があるのだろう。

でも、管理職も、事務職員の上司も何とかしようと思わなかったのだろうか。
彼らは被害者の気持ちを考えたことがあるのだろうか。

それでもようやく彼女の言葉が裏づけされ、事務員の処分が決まった。

でも、減給だけ。

仕事は続けるということだ。

そして首席監察官はこの件に対して「指導を徹底し、再発防止に努める。」とのコメントを出した。

これほど虚無的な言葉は聞いたことがない。

セクハラ期間が10年でも1年でも、セクハラ放置に言い訳はできない。

現場に「事なかれ主義」が蔓延するのは、トップの意識も「事なかれ主義」だからだ。

だいたい、歴代の官僚が「まことに遺憾である」という言葉を発した後に、状況が改善したという話を聞いたことが無い。

「善処します。対処します。」も同じだ。

被害者のことを考えず、組織の中で保身に走る気持ちは理解できるが、警察の存在意義に照らし合わせても誰一人、正義感は沸かなかったのか。

この記事が示すのは、男性だけが「仲間」である現実だ。

「見ない振り」をしたセクハラ事務員の上司、セクハラ対応部門の管理長。

処分されるべき人はまだまだたくさんいるけれど、「男」なら守られる。

これじゃあ、安部政権の推進する「女性活用戦略」なんてファンタジーでしかない。

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