2013年11月9日土曜日

他者に責任を任せて高い商品を買う国民

メニュー「誤表示」問題、大騒ぎした結果「お上がちゃんと見ていないから」と言って規制強化するのは別にいい。

ただ、国は「法律作ったんだから、責任は果したよ」というレベルであることは過去の事例が顕著に示している。

で、今度は現場の方だ。毎回、仕入れのたびに伝票確認して表示を変える必要が出てくる。

規制が始まったころはそれもきちんとやろうとするだろう。
日本人はまじめだから。

でも、そのうち間違ったところで誰も気がつかないし、問題視しない。
自給800円で働く現場の人はどだい無理な作業量が与えられているんだから、手を抜けるところは手を抜く。

レストランは、産地を「売り」にするなら、冷凍になるだろう。
普通は、仕入れによってメニューが変わるのは当然だ。
いつ行っても同じものが食えるレストランが使う食材が「生」な訳がない。

味は調味料で美味しくできるんだから。
だから、レストランであっても、美味しさは問題じゃない。
それで「高い金」を出してくれる消費者がいるのだから、問題は起きない。

日本人が企業に細かい「正確さ」を求めれば求めるほど、販売価格は高くなる。

そして、それを「信頼」し、安心して誰も気がつかなければ、またいい加減になるだろう。

そして大企業は肥える。

大企業を信頼することは消費者の自由だ。
でも、顔の見えない生産者や製造者を信用できるのか?

私は出来ないから、利用しない。

優越感のために「ブランド(産地)」を信じ、誰かが決めた「定価」を信じ、それより「安い」と言って飛びつく。

根本的な原因はどれも同じ。

買うか買わないかは「(自分の責任で)自分が決めた」ことを意識していないから、企業が売るために「盛った」情報を信じて「騙された」と騒ぐ。

誤表示する方も、それを信じる方も、問題の原因はひとつしかない。

「権威(ブランド)の価格を疑わない」消費者の存在だ。

自分で欲しいものやその価値を決められない人間が増えれば、増えるほど経済は活性化する。

だから、企業はそんな洗脳しやすい消費者から儲けようと「手法」に磨きをかける。
大企業なら人材も、予算もあるのだから、当然だ。

そうやって「肩書き」信仰の布教は進化する。

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