2013年7月24日水曜日

何故、統計の「少ない方」がタイトルになるの?

ウェブの記事でニュースを読むことが多いのだが、どうしてこうも「違い」を作り上げて大げさに取り上げるのだろうか。


女子に聞く、群れる男子は好きですか?「YES 12.8% ドロドロしてなさそう」 http://news.nifty.com/cs/item/detail/mnwoman-20130529-mw97663/1.htm

話題づくりであることは、理解しよう。
アフリエイトを稼ぎたい気持ちもわかる。

でも、タイトルをわざわざ「少ない方」にすることに、違和感がある。

その結果を「読み物」にするとき少数派を取り上げて、センセーショナルなタイトルにすること自体に「異端排除」の思想が透けて見える。

600件にも満たないアンケートで、10%程度の意見をわざわざタイトルとして「記事」にする。
私が違和感を感じるのは、この内容ではなく、この記事の背景にある思想だ。

アンケートにおいて「少数派の意見を尊重しなきゃね。」という考えは、逆説的に「ほら、普通じゃない人は、こんな風に考えるんだって」という「異端発見手法」ともいえる考えをタイトルとしている。

また、このように「大多数と違うこと」をわざわざアンケートまでして作り記事にすることは、それぞれの人の個性や、背景を理解しようとしない人を育てる。

だって「統計」がこうなんだから、貴方もきっとそうでしょう。
なぜなら、その方が楽だから。

そして、この記事は「アンケート結果」という「権威」で他者を理解することが「普通」であるという価値観も教えるだろう。

この記事の内容はどうでもいい。
この手の「アンケート結果」の記事を最近良く見かけるが、それは現代日本人が「自分がどこのグループにいるか」を常に意識しているとしか思えない。
そして、これらを読むということで、人にフィルターをかける思想も学んでいる。

思想は言葉からしか学べない。
そして、それはウィルスのようにゆっくり思考能力を取り除き、自分で判断する、観察する能力を侵食してゆく。

読んだ記事の内容は元より、その書かれ方の方が恐ろしい。

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