2013年7月31日水曜日

法律や値段より、もっと重要なこと、忘れてませんか

いろいろなニュースを読んでいると、今や、社会の価値観が2つの条件下で意見を展開しているように思える。

ひとつは「金を払っている」からという条件。
もうひとつは「違法か合法か」という条件。

「お金を払っている」のに、こんなことされた。
「お金を払っているから」こうするべきだ。
「違法」だから、こういうことをするのはまずい。

確かにこれらの意見は理解できるけれど、根本的なことを忘れてはいないだろうか。

人として「やってはいけないこと」がある。
これは、法律や金額より、重要なことではないか。

個人的には、これが唯一の判断基準だと思っている。
法律があろうがなかろうか、金を払っていようがなかろうが、人を、命を、そして、創作物ならその作者を尊重しないことは「やってはいけない」ことだ。

最近、舞台が中止になって裁判だ、なんだ、と訴えているニュースを読んだ。

結果には、あまり興味がない。
でも、誰かの創作物から、別の創作物を作成するなら、まず、きちんと「契約(合意)」するのが普通だろう。

対象者が老人だろうが、障がい者だろうが、健常者だろうが関係ない。

ビジネスの基本として合意したことを形に残す。
大抵、それは「契約書」と言われるが、形の問題や法律の問題ではない。

「この業界は、口約束でやってきた。売れるからいいんだろう。」という人には「それは、おかしい」と反論したい。

誰かの創作物から、何かを作ってゆくのなら、どんな時代でも、原作者を尊重するのは当然だ。
そのためには、話し合い、知り合って、信頼関係を作って、物事が決められて行く。
舞台の原作となった、本が出版されたのも、それらの信頼関係ができて作られたはずだ。

人が作った文章や絵、写真を勝手にコピーし、加工したり、自分のものとすることが、「盗む」行為と同じであることを知らない世代から、新しいものは生まれない。

どんな物でも「形」にすることは、簡単ではない。

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