2013年7月24日水曜日

一億総白痴化 完了

朝のワイドショーを何年も見ていない。そもそも、テレビを持ってないからだが、たまに見ると「一億総白痴化」と看破した社会評論家の大宅壮一さんはすごい人だと思う。

私は、この言葉を進化させていつも「一億総白痴化 完了」と思っているのだが。

彼がこの言葉を語って何年もたったけれど、今時々テレビを見ると、本当にそれが完了してから、もうしばらく経っているとしか思えない。

ワイドショーで見るニュースが、視聴者の求めるものであるならば、恐ろしいことだ。

何故なら、そんな視聴者が次の世代である子供達を育てているだから。
そして、老人は、そんなテレビを見ることしか、やることが無い。

報道される内容に問題があることは別にして、その報道の形にはあまりにもえげつなく、そして露悪的すぎる。

イメージしてほしい。お棺の近くにへばり付き、そこに訪れた人が何を語るか、高性能のマイクで「盗み録音」しているテレビ局。

そして、彼らは私人である人の画像と共にその「盗んだ声」を報道する。

許可を貰ったから、とかという問題ではない。

それを「放送する、視聴する」という状況が社会にどんな価値観を与えているか、放送する側は考えることがあるのだろうか。

そして視聴者は、これが「失礼、無礼、そしてえげつない」行為だとは思わないんだろうか。有名人だったら「当たり前」と思うのだろうか。もし、そうだったら、視聴者も病気だ。

有名だろうが、有名でなかろうが、そういうことを自分がされたら、どう思うのか。恩人の死に顔を見に来たら、自分の声まで録音されてテレビに出てしまったら、どう思うか。

「元有名人」ならニュースにするのも仕方が無いと考えるなら、日本の社会が「個人」を尊重しない証拠のような気がする。


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