建築業界では、60年代需要が多くなったとき、たくさんの下請け会社が生まれた。
元受企業自身で責任をかぶることなく、既得権の仲間と一緒に、公共施設を作りまくった。下請け会社も儲かった。雇用も増えた。
それから、30年。
当時の若者は、キャリアも技術も身に付けず、老人になった。
需要が消えたら、下請け会社も消えていった。
今、求人情報を見ると、ものすごい数のコールセンター募集がある。下請け、孫受けのあらゆる派遣業者が募集している。
企業も派遣業者が安ければ、そちらに変えてしまう。
正社員である自分の評価は経費削減であり、サービスの質は派遣会社の問題だからだ。
建築業でかつて活躍した日雇い労働者は、今、生活保護で暮らしている。
なぜなら、職人としてキャリアを積んだわけではないから。
今の若い人達に、プロフェッショナルの意味を教えなければ、いずれは何者でもない中年にしかならない。
コールセンターの時給は今後上昇するだろう。
募集が難しくなるからだ。
ニーズは増えるだろう。ITの進化は、人の対応が追いつかないから。
そして、有償サービスはどんどん外注化される。
でもやり方を変えずに、数で対応しようとしている。
下請け会社が大量に発生するも、いずれ利益が圧縮される。
そして労働単価が安くなる。
そして、需要(国の予算)が無くなった時、小さな企業は潰れる。
90年代に建築業で起こったことだ。
金だけのために仕事をすると、その10年後、誰も幸せになれないことは、建築業界が証明している。
1件しかない案件の責任をばらして100社が生きる仕組みは、その時代はよくても30年後、崩壊した事実。
サービス業部門で働く人は、そこで起こっている現実をもう少し考えた方がいい。
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