2013年7月31日水曜日

「職業」を持つということ

「仕事」ではなく、「職業」を語る人が少ない。

いつの間にか企業(会社)で働くことが「仕事」になり、そこでの就業形態だけが問題になっている。

「仕事」と「職業」は違うものだ。

「仕事」は「時給」や「給与」が重要だけれど、「職業」にとって重要なのは「情熱」と「技術」であり、そのプロとして責任を果たした結果を「報酬」として得られる。

それは、自営であろうが、企業内であろうが、あまり関係ない。

今、職業は「サラリーマン」と答える人がいるらしい。
これを「職業」とする「文化」の不思議さは、日本人以外でなければ理解できないだろう。

特に、日本では、金銭的価値だけで、仕事の価値が評価されるようになって、職人になるためにいろいろ我慢することに価値を見出さなくなった。

そもそも、それほど「職業」にこだわる人がいなくなったからだろう。

「仕事」が「職業」ではなく「生活の糧」に成り下がってから、プロフェッショナルは激減した。

若い人は、その背中を見て育つから、もちろん、次の世代にプロが増えるなんて思えない。

どんな職業でも、最初がある。
でも、それをやり続けて1年、2年経てば、成長した自分を見ることができる。
お金で換算できない自信を得ることができる。
この自信が、プロという意識を育て、社会の一員である「責任感」の種が植えられる。

「労働時間=収入」と考えることを止められば、だけれども。

人間の欲望は、限りない。
何もしなくて、お金が手に入れば、その環境から出る必要なんてない。

でも、そんなことがいつまで続くのだろうか。

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