2013年7月2日火曜日

そこの場所で「働く」意味

建築業界では、有形ビジネスだから業界が崩壊しても建物が残った。
そして、たくさんの蓄えを持たない労働者も残っている。

IT業界は、無形ビジネスのサービス業だから、崩壊するとなにも残らない。

でも、このまま崩壊した仕組みを活用すれば、たくさんの病んだ労働者だけが残るだろう。

何故、テレフォンオペレータはすぐ辞めるのか。

クレームや怒りのエネルギーがストレスになるからだ。
そして、派遣という立場上、プロフェッショナル上、その仕事に未来はない。
だから「正社員になれる」という言葉に魅力はない。

この仕事の先には、いずれトレーナーになってほしい。
そして、そのカリキュラムを作る、もしくは、人材管理の方に行く。
正社員だろうが、無かろうが、プロとして、人として、きちんと仕事に向きあうことを一人ひとりに教えてゆく必要がある。

でも、既得権死守の社会で、肩書きに給与が払われる企業では無理な話だ。

そもそも、開発のスピードが速くてきちんと製品が出来ないうちに発売し、問題が起これば「有償サービスへ」という仕組みが製造責任放棄を推奨しているようなものだ。

とは思っても、大金が動いている世界で、この仕組みが変わるとは思えない。

「クレーム削減」を目標にすることは簡単だけれど、オペレータのストレスを減らす方法も考える必要があるだろう。

世の中みんながクレーマーになりつつあるのなら、彼らに「説得」の楽しさを教えるのもいいだろう。まあ、怒っている人には、何を言っても無駄だけど。

だから、助けることが出来るのは一緒に働く仲間だ。
人が人を助ける。でも、ある程度長く働かないとそれは無理。

だからこそ、派遣だろうが、正社員だろうが、その場所で「働く意味」を考える必要がある。そして、その先にあるものを、先輩は見せる必要があるのだ。
肩書きではない「何か」を。

消耗品として、労働者をリクルートし続けるならば、この業界の繁栄もそれほど長くは続かないだろうなあ。


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