デジタル時代は、かつての12倍以上かけて人を選んでいるのに仕事がない人がたくさんいる。
また、同じ募集がしばらくしてまた上がっているのを見ると「ああ、これ、辞めたんだ」と思う。なぜ、これだけの労力をかけて選んでいるのに、仕事が続かないのか?
当然だ。派遣なのに、社員並みの責任を押し付けるのだから。
日本には職務定義がないから、派遣のような一時的な仕事に「人」を送るという作業で、終わる話になくなってしまう。
派遣の仕事は長くやるような、複雑な仕事ではない。
だから効率のよい「プロ」というスキルを売るはずだったのに、今は正社員並みの時間をかけて人選するから関係者全員が勘違いをする。
かつての派遣営業マンはそれを理解していた。だから、自分の抱える応募者を「売り込む」ことが出来た。
今は違う。設計仕様書のように、企業が言った条件どおりの応募者を連れてゆこうとする。
したがって、応募者はうそを言う。
当然、働き始めるとそれが判る。
しかも、社員が追うべき責務を負わされる。
辞めて当然だ。
だから、クレームになる。
まるで、ITシステム構築をオーダーしたのに、思ったように動かないとクレームの言う企業だ。そもそも、職務の切り分けや責任範囲をはっきりさせないで業務指示することが問題なのに・・・。
ITシステムなら怒るのも理解できるが、この場合、相手は人間だ。
オーダーする企業側だって「なんとかしてくれ」と頼む業務環境程度しか判っていない。そこに職務意識の低い若い人を送り込む。
派遣という「プロ」の世界は無くなった。今や、正社員より雇用リスクの低いただの労働力だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿