2013年8月19日月曜日

「戦争をしない」という決意の遺産

終戦記念日前後にだけ、第二次世界大戦のことを振り返る記事が多くなる。
その中でも、山田厚史 さんの意見には、考えさせられた。

彼はダイヤモンドオンラインに「世界かわら版」というシリーズを持っている。

8月19日の記事に「(憲法にある)戦争をしないという決意は、死んでいった300万人の命が作った遺産だ」という捕らえ方は、新鮮だった。

私たちは「遺産」と考えるとき、「家」「財産」という「いくらもらえるか」という価値観しか持っていない。

憲法だって「アメリカが与えた民主主義」という切り口でしか議論しない。

でも、あの戦争で300万人以上の人が死んでいった事実がある。

子供を作って、未来を作ったかも知れない貴重な命。

アメリカも日本も「二度と、あのような戦争が起きてはならない」という思いがその決意を導いた。

そして、私たちは、その遺産の重要性をきちんと理解しているだろうか。
それを守るために、努力しているだろうか。

自分の将来のためだけに仕事をし、お金を貯め、不安を減らそうとしても、結局、他の不安が増えるだけの日々。

他人を信じず、分け与えず、問題を避けるために他者と関わりを持たない。

そこに「忙しいから」という言い訳をして、老人を、子供を「誰か」に任せて目先の金のために時間を費やす。

いっしょに暮らす、身近な家族にすら、その存在を当たり前に思う。

こんな日常を続けて、面倒なことを「誰か」に任せるように「平和」も「誰か」が守ってくれると信じている。

みんなが「誰か」に頼ったら、守る行動をする人は居なくなるのに。

平和は、願っただけで得られるものではない。
憲法で守られているからでもない。

遺産は、もらって使うだけではない。
次に引き継ぐ義務が、一人ひとりにあるのだから。




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