この記事を読み進めてゆくと、もっと怖いことが書いてあった。
「カリスマ的人物は、よくも悪くも人の自尊心をくすぐるのが上手」と言い切っている。
たぶん、事実だろうし、記事には罪が無いとは思うけど、この文面から学べるのは「相手を煽てるとうまくゆく」という「手法」しかない。
マニュアル本に頼りきる今の日本人に、ぴったりの記事だ。
上司であれ、部下であれ、それが「人間で、感情があり、その交流でできるだろう個人の能力を信じた信頼関係」は「手法」とは一切関係ない。
だからこの「手法」は相手をうまくのせる、「だます」と言ってもいいだろう。
その「うまくいった」手法の先で起こった「うまく行かない」問題には、どうやって対処するんだろうか。
また、新たな心理学の「マニュアル」で対応するのだろうか。
チームワークの仕事は、信頼関係がすべてだ。
その人の能力にそって、ポジションに寄って、やるべきことがある。
そのポジションで「どれだけできるか」というのは、プロとしてどれだけできるか、またその意識があるかで結果はまったく異なる。
たとえば、上司が「どんな状況で自分がこれから作る資料を使うのか」を部下に説明する。「言われたことだけやれ」ではなく、きちんと説明する上司。
そういう上司は、部下の能力を知っているし、信頼もしている。
だから、それに答えようとする部下はがんばる。
できないかも知れない。でも、上司はそれを「育てる」。
彼が、彼女が2年後にいなくなっても、人として未来を育てる。
そこにあるのは、「信頼関係」であり、部下をコントロールしようとする「欲望」ではない。
0 件のコメント:
コメントを投稿