最近、今の派遣の仕組みは、結局企業が「人を雇う責任を放棄した」結果できた仕組みだ、というようなことを書いた。
そんな「仕組み」には「責任を持たない」管理職の存在、そして責任をあいまいにする構造についても、書いていたがさすがに大学生の就職で何が起こっているのかは知らなかった。
5回、6回、の面接が普通だそうだ。
これほど「決断」できない管理者が増えているのは、企業における「雇用」の仕組みがとっくに破綻していることの証明になると思った。
あるインタビューで「面接が10回以上あったこともあった」と語る20代は「そうやって落とされたら人格否定されたように感じる」と感想を述べていたが、それは人間として当然だろう。
一回会って「ご縁が無かった」なら、まだ立ち直れる。
所詮、面接官と相性が合わなかったのだから。
でも、5回も6回も呼びつけられて、その上で「残念でした」と言われれば、そりゃあ、大人に絶望して、引きこもりたくもなるだろう。
相手の時間を使わせることに何も感じない企業。
決められない管理者の行動が、どれだけ未来の人間を痛めつける行為なのか、自覚しない無神経さ。
面接官の時間単価は安くないけれど、「正社員は首に出来ない」という「仕組み」のおかげで時間をかけて選ぶ。
「みんな」がいいと言ったのだから、正社員にしても「俺」の責任ではない。
そういう職場で3年働いた人が「人事のプロ」として転職する。
そうやって雇われた若い人は3年で辞める。
自分たちの行動を「考えない」結果がもたらした「仕組み」を肯定する以上、これからも変わらないだろう。
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